第105回午前問題56

低用量経口避妊薬について正しいのはどれか。

  1. 血栓症のリスクは増加しない。
  2. 1日飲み忘れたときは中止する。
  3. 授乳期間を通じて内服は可能である。
  4. 副効用に月経前症候群(PMS)の軽減がある。

正解 4

  1. 血栓症のリスクは増加しない。
    • エストロゲンが肝臓の血液凝固因子合成を促進させ、凝固能を亢進させるため、血栓症のリスクは増加する。
  2. 1日飲み忘れたときは中止する。
    • 飲み忘れが24時間以内であれば、飲み忘れた分をすぐに服用する。
  3. 授乳期間を通じて内服は可能である。
    • エストロゲンによる乳汁分泌抑制や母乳中へのステロイド移行があるため、授乳期間には内服しない。
  4. 副効用に月経前症候群(PMS)の軽減がある。
    • 低用量経口避妊薬には、月経前症候群の軽減の他、生理痛の軽減、月経不順の改善、子宮内膜症の改善などの副効用がある。
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