第104回午後問題103

次の文を読み103~105の問いに答えよ。
Aちゃん(10歳、女児)は、両親と3人で暮らしている。発熱と顔色不良とを主訴に受診し入院した。血液検査データは、Hb7.5g/dL、白血球75,000/μL、血小板4万/μLであった。骨髄検査の結果、急性リンパ性白血病と診断された。医師が両親とAちゃんに対し、病名と今後の抗癌薬治療および入院期間について説明した。両親はショックを受けていたが現実を受け止め、今後の治療や入院生活について質問し、経済的な不安を訴えた。

両親に情報提供する社会資源として最も適切なのはどれか。

  1. 養育医療
  2. 自立支援医療
  3. 児童扶養手当
  4. 高額療養費制度
  5. 小児慢性特定疾病の医療費助成

正解 5

  1. 養育医療
    • 養育医療は、入院養育を必要とする未熟児が対象である。
  2. 自立支援医療
    • 自立支援医療には、育成医療、更生医療、精神通院医療があり、障害児、身体障害者、精神障害者が対象である。
  3. 児童扶養手当
    • 児童扶養手当は、離婚や死別などによって、父または母と生計を同じくしていない児童を養育している家庭が対象である。
  4. 高額療養費制度
    • 高額療養費制度は、医療費が高額になった場合に、一定の自己負担限度額を超えた分についての払い戻しを受けられる制度である。
  5. 小児慢性特定疾病の医療費助成
    • 白血病は小児慢性特定疾病の対象疾病であり、医療費助成が受けられるため、最も適切である。
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