第103回午前問題84

日和見感染症の起炎菌はどれか。2つ選べ。

  1. メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)
  2. インフルエンザ菌
  3. A群溶連菌
  4. 髄膜炎菌
  5. 緑膿菌

正解 1,5

  1. メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)
    • メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)は、皮膚や鼻腔、咽頭などに存在する常在菌で、日和見感染症の起炎菌である。
  2. インフルエンザ菌
    • インフルエンザ菌は、特に小児において、中耳炎や副鼻腔炎、髄膜炎、敗血症、喉頭蓋炎などの原因となる。
  3. A群溶連菌
    • A群溶連菌は、咽頭炎、扁桃腺炎などの上気道感染症や膿痂疹などの皮膚感染症の原因となる。合併症としてリウマチ熱や急性糸球体腎炎を引き起こすこともある。健康な人も感染する。
  4. 髄膜炎菌
    • 髄膜炎菌は髄膜炎の起炎菌で、健康な人も感染する。また、髄膜炎菌感染症では敗血症がみられることがある。
  5. 緑膿菌
    • 緑膿菌は、環境中に存在する常在菌で、日和見感染症の起炎菌である。
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