第103回午後問題98
次の文を読み97~99の問いに答えよ。
Aさん(75歳、女性)は、娘と2人で暮らしている。5年前にAlzheimer(アルツハイマー)病と診断された。半年前から食欲不振が続き体重減少がみられ受診した。検査の結果、胃癌と診断され胃全摘出術が行われた。入院時の改訂版長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)16点、Mini-Mental State Examination(MMSE)18点。
術後1週間が経過した。Aさんは日中は病室で眠っていることが多いが、夜間は病棟内の廊下を徘徊している。Aさんへの看護で最も適切なのはどれか。
- 朝は無理に起こさない。
- 午後にレクリエーション活動を計画する。
- 夕食の時間を就寝前に変更する。
- 夜間は病室の天井の電気をつけておく。
正解 2
- 朝は無理に起こさない。
- 昼夜逆転を解消するため、朝は起こすようにする。
- 午後にレクリエーション活動を計画する。
- 日中活動することによって、夜間の睡眠につなげることができる。
- 夕食の時間を就寝前に変更する。
- 就寝前に食事を摂取することは適切ではない。
- 夜間は病室の天井の電気をつけておく。
- 夜間に電気をつけておくと昼夜逆転が解消されない。夜間は電気を消して睡眠を促す。