第101回午前問題57

Aさん(54歳、女性)は、排便困難のため外来を受診し、酸化マグネシウムとセンナとを処方された。腹腔内手術の既往歴がある。Aさんへの指導で適切なのはどれか。

  1. 「運動は控えてください」
  2. 「下痢が続いても心配ありません」
  3. 「おなかの張りが続くようなら、また受診してください」
  4. 「旅行をする場合は酸化マグネシウムの内服を控えてください」

正解 3

  1. 「運動は控えてください」
    • 適度な運動は腸蠕動の促進に繋がるので、運動を控えるのは適切ではない。
  2. 「下痢が続いても心配ありません」
    • 下痢が続くと脱水症や低カリウム血症になる可能性がある。
  3. 「おなかの張りが続くようなら、また受診してください」
    • 腹腔内手術の既往歴があるため、おなかの張りが続く場合はイレウスの可能性も考えられ、受診する必要がある。
  4. 「旅行をする場合は酸化マグネシウムの内服を控えてください」
    • 酸化マグネシウムは、便の水分を増大し軟化させることにより排便を促す。旅行中も服用するべきである。
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