第100回午後問題62

Aさん(66歳、男性)は妻と2人で暮らしている。Aさんは、会社を1年前に定年退職した後、ほどんど外出せず、生活が不規則になり不眠傾向になった。特定健康診査の際は、Aさんは「これまで、仕事だけを一生懸命やってきた。家事はやる気にならない」と言い、一緒に来た妻は「このまま体が弱ってしまうのではないか」と言っている。Aさんへの看護師の助言で最も適切なのはどれか。

  1. 「家事を分担してはいかがですか」
  2. 「疲れるまで運動してはいかがですか」
  3. 「睡眠導入薬について医師と相談してはいかがですか」
  4. 「参加できそうな趣味のグループを探していはいかがですか」

正解 4

  1. 「家事を分担してはいかがですか」
    • 「家事はやる気にならない」と言っており、この助言は受け入れられにくい。
  2. 「疲れるまで運動してはいかがですか」
    • 疲れるまでではなく、適度な運動が適している。
  3. 「睡眠導入薬について医師と相談してはいかがですか」
    • 不眠は生活が不規則なためであり、睡眠導入薬は必要ない。
  4. 「参加できそうな趣味のグループを探していはいかがですか」
    • 「仕事だけを一生懸命やってきた」ことから、仕事に代わる趣味を探すという提案は適切である。
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