第104回午後問題79

Aさん(60歳、男性)は、統合失調症で20年前から抗精神病薬を服用している。常に口を動かしているため、何か食べていないか看護師が口の中を確認するが、何も口には入っていない。Aさんは「勝手に口と舌が動いてしまう」と言う。Aさんに現れている症状はどれか。

  1. 被害妄想
  2. 作為体験
  3. カタレプシー
  4. 遅発性ジスキネジア
  5. 静座不能(アカシジア)

正解 4

  1. 被害妄想
    • 被害妄想とは、他者から危害を加えられていると思い込む妄想である。
  2. 作為体験
    • 作為体験とは、自分の考えや行動が他人に操られていると感じる体験である。
  3. カタレプシー
    • カタレプシーとは、受動的にとらされた姿勢を自分からは変えようとせず、そのままの姿勢を保ち続ける症状である。
  4. 遅発性ジスキネジア
    • 遅発性ジスキネジアとは、口をもぐもぐと動かす、口をすぼめる、唇を尖らせる、舌を突き出すなどの不随意運動が起こる症状である。抗精神病薬を長期間使用していると出現しやすい。
  5. 静座不能(アカシジア)
    • 静座不能(アカシジア)とは、そわそわとして落ち着かず、身体を動かさずにじっとしていることが不可能な状態となる症状である。
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