第102回午後問題11

血中濃度が上昇すると黄疸となるのはどれか。

  1. グルコース
  2. ビリルビン
  3. クレアチニン
  4. 総コレステロール

正解 2

  1. グルコース
    • 血中のグルコース(ブドウ糖)の濃度を血糖値といい、糖尿病や甲状腺疾患、胃切除後のダンピング症候群などで高値を示す。
  2. ビリルビン
    • 黄疸は、血中のビリルビンが増加し、皮膚、粘膜、その他の組織が黄染された状態である。肝内胆汁うっ滞性黄疸や閉塞性黄疸は、直接ビリルビンの増加によってみられる。溶血性黄疸や新生児黄疸、肝細胞性黄疸は、間接ビリルビンの増加によってみられる。
  3. クレアチニン
    • クレアチニンは、血中に存在する老廃物の一種で、本来は尿中に排出される。そのため、クレアチニンの血中濃度は腎機能の指標として用いられる。
  4. 総コレステロール
    • 血中に含まれるコレステロールの量で、脂質異常症の診断基準の一つである。
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